くつかぶり

くつかぶり
くつかぶり【沓冠】
〔「初め」と「終わり」の意。 「くつかむり」「くつこうぶり」とも〕
折句の一種。
(1)和歌で, 第一句の初めと第五句の終わりにあらかじめ定めた字を置いて詠む歌。 折句沓冠。 沓冠の折句。
(2)和歌で一〇文字の事物の名または語句を各句の初めと終わりにそれぞれ一字ずつ詠み込んだ歌。 「よね(米)たまへぜに(銭)もほし」の一〇字を詠み込んで「〈よ〉もすず《し》 〈ね〉ざめのかり《ほ》 〈た〉まくら《も》 〈ま〉そでの秋《に》 〈へ〉だて無きか《ぜ》」とする類。 沓冠折句。 折句沓冠。
(3)雑俳の一種。 七文字を題にして, 上五文字と下五文字をつけるもの。
(4)謡曲で, 初めと止めとを同一の調子で謡うこと。

Japanese explanatory dictionaries. 2013.

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